1球がもたらすものコンテスト2019 実施要領
最新改定 2019.09.28 主催 FBグループ:真空管式無線機
<目次>
1.
主旨
2.
実施キーデイト
3.
設計・製作規定
4.
作品への評価
5.
関連支援
6.
その他
1.主旨
1本の単機能真空管あるいは複合管またはトランジスタ・FET3本以内で構成する受信機を設計・製作するコンテストです。
Facebook上でのコミュニケーションを駆使し多くの方々が気軽に参加し自作の楽しさを味わい広げることを趣意とします。 便宜上 次の2部門に分けますが、参加者は1つの部門で最大1つの作品を応募でき、1人が両部門に参加することもできます。
What One analog device brings!
区 分
対象要旨
真空管の部
真空管1本による受信機の設計・製作
トランジスタの部
トランジスタ3本以内による受信機の設計・製作
2.実施キーデイト
2019年 9月30日(月)〜11月20日(水)
:
参加募集期間、FB上で参加表明を願います
2020年 4月27日(月)〜 5月6日(水)
:
作品説明書・画像ファイル等の提出期間
2020年 5月20日(木)〜
:
全作品をFB上で御紹介
2020年 5月27日(木)
:
総評終了
3. 設計・製作規定
A.基本機能
(1)受信周波数
531〜1602KHz をカバーするAM商用放送受信とする。 (*1)
他の任意バンド・変調方式用の受信機でも構わないが周波数上限は162MHzとする。 (*2)
*1 日本国内のAMラジオ局の
一番周波数の低い放送局と一番周波数の高い放送局の各周波数
をカバーすべく設定
*2 国際VHF通信常用上限周波数までとして設定
(2)受信電波形式
中波放送波以外の場合 任意に定めるものとする。
(3)受信信号の出力
音響出力はスピーカ および または ヘッドフォン・イヤフォンとする。
B.作品の形態
外観形状、寸法、質量等に関し特段の制約を設けない。
C.構成
(1)筐体構成
原則として一体型とするが音響スピーカ部、電源部の分離を許容する。
(2)外部供給元電源
商用AC100V 50/60Hz、DC12V、DC24V のいずれかによるものとする。ただし、作品内部に元電源までもを保持する場合は その電圧値に特段の制約を設けない。
(3)回路への制約
<真空管の部>
(a) 使用真空管は1本のみとし 複合管の使用も許容する。 (*3)
(b) 安全上の配慮から+B電圧は最大500Vとする。 AC直接駆動の場合はピーク値500V以下
(c) ヒータ電圧、フィラメント電圧は電圧値を問わない。
(d) ダイオードの使用を本数を問わず許容する。
(e) 真空管機器においてはA電源、B電源、C電源回路へのICを含む半導体の起用を許容する。
(f) 表示器(指示計)の類は基本アナログ式とする。
*3 定電圧放電管、マジックアイは真空管に区分する。表示用ネオン管は真空管とは見なさない。
<トランジスタの部>
(a) 使用トランジスタ、FET、UJTは3本までとする。 (*4)
(b) ダイオードの使用を本数を問わず許容する。
(e) 外部供給の元電源とし 機器内部で別電圧を作る場合 その電源回路へのICを含む半導体の起用を許容する。
(f) 表示器(指示計)の類は基本アナログ式とする。
*4 内部ダーリントントランジスタ、内部カスコードFETも許容する。
(4)受信方式
制約を設けない。
(5)アンテナ
原則として外部接続用アンテナ端子と同接地端子を設けるものとする。
(6)音響出力
音響出力はスピーカ および または ヘッドフォン・イヤフォンとする。 スピーカボックス形態や音響ホーン等の成状により音響特性を高める方式・構造の適用を制限しない。
4.作品への評価
(1)方式
評点付けは行わず真空管部門、トランジスタ部門 各2名の総評者により 技術、意匠、趣意を主眼とした個別および共通的な総評に留める。
(2)総評者
別途 4名を定め事前公表する。
5.関連支援
開催側は 参加促進等の意図のもとで 参考回路記事等の蒐集と紹介および部品提供・融通の支援を行う。
6.その他
FB グループ:真空管式無線機において本イベントの愛称を 「ひとたまコンテスト」、 略称記号を 「 1tube2019 」 とする。
以上
改定来歴:
2019.09.28 諸事項明文化し参加者募集用とする (JH3FJA寺西)