1球がもたらすものコンテスト2022 実施要領
最新改定 2021.12.12 主催 FBグループ:真空管式無線機

 <目次>
1.主旨 2.実施キーデイト 3.設計・製作規定 4.作品への評価 5.関連支援 6.その他

1.主旨

 1本の複合管または5本までの単機能真空管 あるいは 5本までのトランジスタで構成する比較的簡単な機能の機器を設計・製作するコンテストです。
 Facebook上でのコミュニケーションを駆使し多くの方々が気軽に参加し自作の楽しさを味わい広げることを趣意とします。 便宜上 次の3部門に分けますが、参加者は1つの部門で最大1つの作品を応募でき、1人が多部門に参加することもできます。

区 分対象要旨
 真空管の部 複合管1本 または 単機能真空管5本までの適用による
 受信機の設計・製作
 トランジスタの部 トランジスタ5本までの適用による
 受信機の設計・製作
 一般の部 真空管・トランジスタの適用(数の限定なし)による
 測定器や色々なアダプタ等の設計・製作

2.実施キーデイト

2021年 12月11日〜1月10日 参加募集期間、FB上で参加表明を お願いします
2022年 5月10日 作品説明書・画像ファイル等の提出期限
2022年 5月17日 全作品をFB上で御紹介
2022年 5月25日 総評終了

3. 設計・製作規定

A.基本機能

(1)受信周波数

 中波の場合 531〜1602KHz をカバーするAM商用放送受信とする。 (*1)
 他の任意バンド・変調方式用の受信機でも構わないが周波数上限は162MHzとする。 (*2)

 *1 日本国内のAMラジオ局の 一番周波数の低い放送局と一番周波数の高い放送局の各周波数 をカバーすべく設定
 *2 国際VHF通信常用上限周波数までとして設定

(2)受信電波形式

 中波放送波以外の場合 任意に定めるものとする。

(3)受信信号の出力

 音響出力はスピーカ および または ヘッドフォン・イヤフォンとする。

B.作品の形態

 外観形状、寸法、質量等に関し特段の制約を設けない。

C.構成

(1)筐体構成

 原則として一体型とするが音響スピーカ部、電源部の分離を許容する。

(2)外部供給元電源

 商用AC100V 50/60Hz、DC12V、DC24V のいずれかによるものとする。ただし、作品内部に元電源までもを保持する場合は その電圧値に特段の制約を設けない。

(3)回路への制約

<真空管の部>

 (a) 使用真空管は複合管1本または単機能真空管5本までの使用を許容する。 (*3)
 (b) 安全上の配慮から+B電圧は最大500Vとする。 AC直接駆動の場合はピーク値500V以下
 (c) ヒータ電圧、フィラメント電圧は電圧値を問わない。
 (d) ダイオードの使用を本数を問わず許容する。
 (e) 真空管機器においてはA電源、B電源、C電源回路へのICを含む半導体の起用を許容する。 
 (f) 表示器(指示計)の類は基本アナログ式とする。 
 (g) 単独制御回路を持たない鉄共振型などの定電圧トランスの使用を許容する。 

 *3 定電圧放電管、マジックアイは真空管に区分する。 表示用ネオン管、安定抵抗管(バラスト管)は真空管とは見なさない。 6AV6は特別に単機能管扱いとする。

<トランジスタの部>

 (a) トランジスタは、内部ダーリントントランジスタ、FET、内部カスコードFET、UJTを含め許容する。
 (b) ダイオードの使用を本数を問わず許容する。
 (c) 外部供給の元電源とし 機器内部で別電圧を作る場合 その電源回路へのICを含む半導体の起用を許容する。
 (d) 表示器(指示計)の類は基本アナログ式とする。

<一般の部>

 (a) 真空管の数、トランジスタの数、混合利用を制限しない。
 (b) 主機能部への専用的機能ICによる回路構成適用を許容しない。(*4)
 (c) 外部供給の元電源とし 機器内部で別電圧を作る場合 その電源回路へのICを含む半導体の起用を許容する。
 (d) 表示器(指示計)の類は基本アナログ式とする。

 *4 個別に事務局に確認いただければ判断し回答致します。

(4)受信方式

 特段の制約を設けない。

(5)アンテナ

 原則として外部接続用アンテナ端子と同接地端子を設けるものとする。

(6)音響出力

 音響出力はスピーカ および または ヘッドフォン・イヤフォンとする。 スピーカボックス形態や音響ホーン等の成状により音響特性を高める方式・構造の適用を制限しない。


4.作品への評価

(1)方式

 評点付けは行わず真空管部門、トランジスタ部門、一般部門 各2名の総評者により 技術、意匠、趣意を主眼とした個別および共通的な総評に留める。

(2)総評者

 別途 定め事前公表する。


5.関連支援

 開催側は 参加促進等の意図のもとで 参考回路記事等の紹介および部品提供・融通の支援を行う。

 
6.その他

 FB グループ:真空管式無線機において本イベントの愛称を 「ひとたまコンテスト」、 略称記号を 「 1tube2022 」 とする。

以上



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改定来歴:
 2021.12.12 諸事項明文化し参加者募集用とする