作品 S02 : 5石7MHzシングルスーパ受信機

<製作履歴>

2022.05.03
当該投稿における代表画像 プロダクト検波もデュアルゲートFET起用です。ドレイン出力負荷は直接AFトランスでも良かったのですが寄生容量でIF成分が抜けて来るのがイヤだったので(IF増幅段でAFレフレックス増幅する気もあった)抵抗負荷でキチンとしたパイ型ローパスを置いてます。フィルタ特性 縦軸のデシベルは電圧比です。
2022.05.02
当該投稿における代表画像 ミキサ&ローカル発振(RFからIF455への変換)はデュアルゲートFETを起用しました。6BE6等の多極管での構成に酷似していますが発振強度を高めコンバージョンゲインを稼ぎたいので反結合発振回路としています。これが落とし穴で発振出力のスペクトルが汚く10mm角FCZコイルと格闘、非共振側の巻数を減らしました(5-->2ターン)。また深い理由は分かりませんがゲート抵抗を設けない方が発振・変換とも良好で 両ゲートともそうしてます。真空管用短波局発コイル(空芯ソレノイド)では3ターンほどの帰還巻線の重ね巻きでとても良い感じになりましたがシールド(必須)を被せた大きな形状を載せるのが無理でした。コイルはやはり空芯、磁気コアでの磁力線矯正はよくありません。
回路図のこの範囲でアンテナをつけ、出力IFTの出力をダイオード検波すると北京放送など強い短波放送が聞こえます。
2022.05.01
当該投稿における代表画像 長めのアンテナに繋ぐと猛烈なギャーン発振への対処
・RF・AF増幅段、ソース抵抗値変え最大ゲインを落とした
・IF増幅段、猛烈発振に入るとドレイン電圧まで振り廻されているのでRFCを付加し6Vラインのローパス性を強化した
2022.05.01
当該投稿における代表画像 5石7MHzシングルスーパ、アズビルト(出来形)でのブロック図です。矢澤さん設定の上限5石は「奥の深い閾値」でした。
2022.04.26
当該投稿における代表画像 IFのプロダクト検波入力(455KHz)からAF増幅(RF部のレフレックス回路)ヘッドフォン出力までの特性です。 目標の「電圧ゲインで50dB」は獲れていて一安心です。
プロダクト検波は、ダイオードリング検波+VXOタイプBFO+2段目IF=2石4ダイオード に始まり悪戦苦闘でしたがデュアルゲートFET検波器+LC自励BFOで強めに注入=2石 で落ち着きました。
ハイインピーダンスヘッドフォンの音響出力(サウンドパワーレベル)は俗に言うAスケールで人の聴感特性を含めたものです。田舎なので暗騒音レベルはアホ程低く騒音計のマイクを突っ込んだ紙管の中は20dBAほどしかありません。
2022.04.23
当該投稿における代表画像 RF増幅+AF増幅部 終了っ
再生(正帰還)には苦労しましたがコンパクト(?)な可動帰還機構でRFゲイン可変は出来ました。実用的には電圧ゲインで50dB位、単体計測でのチャンピョンデータで60dB強ってところです。可動帰還コイルの離隔でストンと結合度が落ち扱い辛いので共振タンクの一部をアンテナコイルコアに軽く結合させ(バリコンロータからのスズメッキ線)ベースの帰還量が途切れないよう工夫してあります。アンテナタンクのL側に重畳するAFレフレックスはシミュレーション通りで快調でした。
シャーシ上面には この「RF+AF増幅部」、「コンバータ部、IF増幅」、「プロダクト検波用BFO」が、シャーシ下面には「プロダクト検波部」、「IFクリスタルフィルタ」「電池電源」がそれぞれいます。
2022.02.16
当該投稿における代表画像 5石7MHz受信機:RF+AF段の回路検討
FET起用で球並の再生利用が可能になりRF増幅電圧ゲインが65dB、AF増幅電圧ゲインが15dBにもなりました。発振への位相余裕・ゲイン余裕は回路シミュレータ上では十分採れてますが 実際はストレーCで幾らか喰われ目減りするでしょう。再生調整のバリコンはパネル面の1等地に置く積りです。
AFの入力は同調並列共振回路のLアームに重畳してます。同調並列共振回路の下っ側で下駄で振る(コモンモード電圧として重畳)よりドレンで見たスペクトルが綺麗です(いずれもAFの重畳はAM変調成分を生みます)。
1枚目、回路図
2枚目、RF増幅パスのゲイン特性(赤線)・RF出力に漏れ出るAF成分の量(青線)
3枚目、AF増幅パスのゲイン特性(青線)・AF出力に漏れ出るRF成分の量(赤線)
4枚目、RF増幅パスのゲイン特性(赤線)・RF出力に漏れ出るAF成分の量(青線)、7MHz近傍ナロー
2022.02.16
当該投稿における代表画像 5石7MHz受信機:ブロック図
高1中1低2(低は2段ともレフレックス)。真空管構成が先に頭に浮かびアナロジーでFET選んでます。球なら6BA6、6BE6+12AT7半分、6BA6、6BE6って感じです。
2022.02.07
当該投稿における代表画像 IF水晶フィルタ: ヤーマン回路(ラティスの水晶2個のやつ) バラック実験の様子です。
1枚目/2MHz水晶2ケと可変Lによる夢の帯域可変フィルタ
2枚目(動画・音なし)/L可変による特性変化、一応は100Hz程度から1KHz程度まで帯域変化していますが低い側のスカートがまくれる上がるので復調後のAFでハイカットでもしないとダメです。高い側のスカートはタイトでなかなかデザインがいいのですが・・・ 3枚目/3MHz台固有値1.5KH違いの水晶によるヤーマン回路バラック、富士山の頭は抵抗負荷を少し重くすると揃います、その時でも挿入損失は3、4dBに収まります。きちんとシールドするとスカート特性はもう少し改善(急峻)はできます。
可変帯域での変化の目減りはLの浮遊容量が要因の1つで固定の単体L(浮遊容量の極小さいマイクロインダクタ)を付け替えた時と様子が違ってます。
資源(水晶の数)を沢山使うラダー回路のようには安直に行かないのでおもろいです。
2022.01.30
当該投稿における代表画像 IF水晶フィルタ コリンズR388の水晶1個使いの帯域切り替えに憧れてシンプル化を検討、ここに至りました。
表示周波数の同じ水晶を2個を反対位相辺に配置、このままでは打消しで出力は出ないので一方の等価並列容量(C11)を打ち消す意図で同等容量のC(C1)を配置、この状態がCW受信を意図したナローな帯域(F特グラフで黄緑線)。更に2つ目の水晶に直列のL(L4)を配し固有周波数を相手より下げ2山目を離脱させる、この状態がSSB受信を意図したちょっと広めの帯域(F特グラフで青線・赤線)。
R388のコピーを諦めたのはジャンク箱に差動バリコンがなかったからです(昔なら金のこでステータ切って作ったでしょうけど根性なく・・)。

2022.01.23
当該投稿における代表画像 IF・AFリフレックス化アンプ考:
こんな感じです。IF電圧ゲインが55dB、AF電圧ゲインが60dB
1枚目、回路図。AF出力は高インピーダンスヘッドフォンにしてあります。
2枚目、IF増幅の入力、出力スペクトル(AMベース変調の呪縛は伴います)
3枚目、AF増幅の入力、出力スペクトル(IFから逃げるは割と楽です)
4枚目、IF出力、AF出力の時刻歴波形
 入力:IF1mV無変調、AF0.1V正弦波トーン
1石をそんなにしゃぶらなくても とも思いますが・・・                                       

2022.01.22
当該投稿における代表画像 今夜はIFアンプ部の感触探り開始です。周波数対ゲイン・位相特性、AFとのレフレックスは今からです。

2022.01.21
当該投稿における代表画像  7MHzシングルスーパのRF段考: ジャンク箱在庫超豊富で使いなれた2SC1815で粗粗回路シミュレーション。35dB確保の感触、いい小型の2連バリコンが見つかったらプリセレ風のシャープなF特にしようかと・・ 1枚目:回路モデル 2枚目:ゲイン・位相特性 3枚目:周波数スペクトル(入力点と出力点)

2022.01.19
当該投稿における代表画像  1石自励コンバータ考察:変換ゲインの感触 3極管自励コンバータは作ったこともあり感触は分かるのですが、トランジスタ回路となると市販ラジオの修理で扱った位しかなく感触をつかもうとやってます。RF周波数7MHz・IF周波数2MHzを想定した1石自励コンバータです。 トリオ リグの感度低下等で悪名高き 2SC460、交換作業のお駄賃でローカルが置いて行ったのが沢山あり選定。 感触は、3極管自励コンバータと同じ宿命、発振高次のスペクトルに神経質にならなければ変換利得25dB位は採れそう。

2022.01.16
当該投稿における代表画像  簡易IFフィルタ考察:ジャンク4MHz水晶2個によるヤーマン回路のシミュレーション
昔、会社の計測器群で内部定数計測したジャンク水晶から共振固有値2KHz違いのデータで構成、入力結合はトリファイラ巻で共振は採らず。通過域2KHzで中央へっこみ、どんな聞こえ方するんでしょうね。

2022.01.13
当該投稿における代表画像  開催側には5石再生付ゲート検波短波受信機と伝えたものの5石もあればシングルスーパが組めるなー と言う訳で両案でジャンク箱ゴソゴソを開始。これ、JRCのラジオ等生産ライン用スイーパ(無論真空管機器)のマーカユニット、ケース内の水晶(3波同時発振用に並列接続)から2つ収穫してヤーマン回路フィルタを実験してみるつもり。(まともな)ラダーの水晶フィルタは挿入損失大きく5石向きではないので・・・  水晶と直列に入った可変抵抗はブラウン管面の 452kc、455kc、458kc 3マーカ点が同じタッチで光るように調整するものです。


s_02_hist.htm