単球AMラジオコンペ 応募作品と評価結果 (作品番号10)
最新改定 2018.May.03 単球ラジオコンペ事務局
作品要旨
作品説明
写真等
回路図
評価等
<作品要旨>
風間さんの 6EW6によるレフレックスラジオです。ループアンテナやジグザグ音響ホーン部分に工夫が凝らされています。
以下に当該作品の製作者から提供された作品説明等を掲げます。
<作品説明> 作品番号 10
1.作品名:山小屋のレーダーサイト
2.製作者:風間 進 (コールサイン 7L1UFO)
3.方式名:単球レフレックス・ラジオ
4.仕様:
供給電源/AC 100V 商用電源
真空管名/6EW6
5.回路構成: 回路図参照
6.操作要領/
スピーカープラグをシャーシー裏のコネクターに繋ぐ。
上部穴からアンテナを差し込み、プラグに刺す。
ACコンセントを繋ぎ、パネルの赤いSWで電源を入れると、緑のPLが点く。
パネルの右、メインチューニング で選局する。
パネルの左、サブチューニング 更に同調させる。
ループアンテナも手で回して、放送局の方角を探す。
7.その他
ひと頃、1920年代のラジオ収集に励み、米国Kennedy Radioなどを収集した。
その時、e-Bayで買い集めた古典ラジオの部品や直熱管UX-201Aなど、捨てるも売るもならず部屋の隅を埋めていたが、今回の1Tubeコンペで俄然現役復帰、極力新たな部品を買い求めず、ジャンク箱の部品で作ったレフレックスラジオである。
しかし回路の設計や工夫が出来る訳でもなく、先学が公表している回路に従い半田付けするだけの知識のなさ、せめてループアンテナとスピーカーの工作で、劣勢挽回しようとした。
まずはUX-201Aによるレフレックスラジオを作ってみた。(写真1)
判り切ったことだが、スピーカーは鳴らず、マグネチックヘッドフォンからかぼそい音。早々に古典直熱管による試作は断念して、鉄板の6EW6レフレックス(写真2)を応募ラジオとした。
この時思いついたのは、古典ラジオのために購入したホーンスピーカーの採用、マグネチックのドライバーユニットを小型のダイナミックスピーカーに置換して、「うーん、大きくて良い音だ。」と悦に入っていたのも束の間、80Cmの筐体規格には到底入らないので断念する。
そこで、80Cm筐体に入るラジオ共箱型ホーンスピーカーを作ることにした。(写真3)
ラジオのケースは薄板を貼り合わせて作った。本当なら銘木を使って木目を出したいのだが素人手作りの限界である。
もうひとつの工夫はループアンテナと副同調のためのLC回路、以前より持っていた古典ラジオバリコンと空芯コイルのセットOEM製品を二個とも使った。(写真4) ループアンテナのコイル巻数は適当にタップを出しながら巻いてよろしき所を見つけた。
何しろ、古典ラジオ部品の使用を言い訳にして、技術追及しない作品で申し訳ない。諸氏の作品から改めて勉強しようと思う。
<写真等>
当該作品の製作者から提供された写真です。補助的な説明は事務局によるものです。
写真1: レトロなバリコン、コイルが・・・。
写真2: 随所に木が使われています。
写真3: ジグザグで長さを稼ぎコンパクトにした音響ホーンですね。
写真4: 回せるループアンテナ、楽しくなります。
<回路図>
<評価等>
本項内容は、5月下旬に追加します。
改定来歴:
2018.May.3 レビュー終了(微修正)
2018.May.1 作品製作者へのレビュー用
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