単球ＡＭラジオコンペ 応募作品と評価結果 （作品番号１８ｂ）
最新改定 2018.May.18 単球ラジオコンペ事務局
作品要旨
作品説明
写真等
回路図
評価等
＜作品要旨＞
望月さんの高ｇｍ管 １２ＧＮ７Ａを起用したレフレックスラジオです。
以下に当該作品の製作者から提供された作品説明等を掲げます。
＜作品説明＞ 作品番号 １８ｂ
１．作品名：12GN7AレフレックスラジオNo.2
２．製作者：望月辰巳・JH2CLV
３．方式名：レフレックス方式（RF1+DET+AF1）
４．仕様：供給電源／AC100V 真空管名／12GN7A
５．回路構成：回路図参照
６．操作要領：操作要素／電源入切・・・同調ダイヤル・ANTトリマ／電源＋利得調整
操作要領／
①アンテナ＆アース端子（RCAジャック）に接地型アンテナ（含むアース）、或いは平衡型アンテナを接続する。
②電源プラグをAC100Vへ接続する。
③「電源＋ボリューム」ツマミ（左回し切り）を右へ回し電源を投入。電源投入で赤色のパイロットランプが点灯する。ボリュームを中央辺りまで上げる。
④ヒートアップまで20秒程度待機する。
⑤ヒートアップすると何らかの信号が受かるので、「同調ダイヤル」を回し放送局を選択する。トラッキングがずれる場合は「ANTトリマ」を回して最大音量に調整する。
⑥音声信号はOPT出力（スピーカーと並列）をRCAジャックに出している。
⑦電源を切る場合は「電源＋ボリューム」ツマミを左へ回し切る。
＊初期状態
・ ダイアル位置・・・882KHz（JOPK/NHK静岡第一）
・ ツマミ位置・・・電源OFF位置（左回し一杯）。
７．その他 （製作者特記）
・最後に設計された映像増幅管と言われるHi-gm五極管12GN7Aを使ったレフレックスラジオ。
・12GN7Aのgmは、有名な12BY7Aの12000モーの3倍36000モーを誇る（12BY7Aと差し替え可能）。
・入出力が結合し易いレフレックスラジオで、安定にRF増幅とAF増幅をHi-gm管1本に同梱。
・分離度を上げるため、グリッド側を複同調、プレート側（検波コイル）を単同調とし、3連VCでトリプルチューンを行う。複同調は当初M結合で試みたが、結合度と共振特性が影響し合いトラッキングが追い込めないため、間際になって単純なC結合に落ち着いた。
・アンテナコイルは#61材トロイダルコアに巻き、検波コイルはTRIOのS-Aへダストコア出し入れ機構を付加。
・半波4倍圧検波回路を採用している。
・国産ボールドライブで減速し同調を採り易くしている。ダイヤル目盛板は自作。
・立てでも横でも棚や机上にレイアウトできるデザインとし、複雑な操作無しで誰でも使える様に工夫。
・16cm径のコーン型スピーカー（手持ちパイオニア製・特性不明）を搭載、十分な音量を得ている。
・本体とスピーカー含めて木箱（19cmx26cmx12cm）に収納している。
・木箱からの取り出しやシャシの確認など保守性を考慮した構造になっている。
・電気的特性も大切だが、入れ物（木箱）も音響的・家具的側面を持っているので周辺との整合性を気遣っている。
・小型ケースへ収めるためにHi-Q大型コイル製作は断念、小型トロイダルコアと市販品の改修で対応している。ここに至るまでQメータを併用し数知れずコイルを巻いた。
・No.1機で設けたAC/DC結合の選択（AGC）スイッチは廃止している（回路図には入れている）。
・No.1機でも使用した鉄パンチ板（先輩Hamの遺品）をフロントパネルに採用した。クリアラッカーの塗装を施しているが、鉄のクロメート処理のイメージも悪くは無い。
・PinダイオードATTによるAGCを目論んだが、諸事情で時間切れとなり次回への課題とした。
・発送まで時間があるので、ギリギリまで改善を試みている。
＜写真等＞
当該作品の製作者から提供された写真です。 補助的な説明は事務局によるものです。
写真１： 全面パンチングメタルの一部に樹脂板 簡単な構造でのデザインセンスが光ります。
写真２： 電源部までスピーカフレームで保持 おもしろいですね。
写真３： ２つのアンテナコイルを天地合体したアンテナコイル。
写真４： シャーシ裏は とてもシンプル。
＜回路図＞
＜評価等＞
本項内容は、５月下旬に追加します。
改定来歴：
2018.May.18 レビュー結果反映
2018.May.05 作品製作者へのレビュー用
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単球ＡＭラジオコンペ 応募作品と評価結果 （作品番号１８ｂ）
