単球AMラジオコンペ 応募作品と評価結果 (音響忠実度)
最新改定 2018.May.25 単球ラジオコンペ事務局
以下に作品に対する音響忠実度の計測結果と評価者による寸評を掲げます。
当該計測要領については、「単球ラジオコンペ 音響忠実度計測要領」 を参照ください。
なお、供試ラジオの入力位置で見た印加信号は、SGの変調回路の特性等によりピンクノイズっぽい下記のような周波数スペクトルになっていますので、200Hzから7KHzまでがこの計測で頼れる範囲として見てください(下側200Hzは計測マイクロフォンのゲインのあばれを逃れた辺りです)。
作品番号をクリックすると周波数スペクトル図に飛べます。
作品番号 : 1a 周波数スペクトル
800Hz辺りをピークとしてなだらかな山形をした非常に綺麗な低域強調の特性です。
作品番号: 2 周波数スペクトル
やや暴れていますが 300Hzから3.5KHzまで概ねフラットな特性です。
作品番号 : 3 周波数スペクトル
ラジオ本体下部のサウンドボックスの効果と思わる低域の伸びがありますが周波数特性全体としてはやや暴れています。
作品番号 : 4 周波数スペクトル
2KHz辺りの落ち込みはスリットを持った小型スピーカボックスの特性から来ていると思われます
作品番号 : 5 周波数スペクトル
700Hzから3KHzまでほぼフラットな特性をしています。ラジオ本体金属ケースに小型トランペットスピーカを入れ込み積極的にケースをもスピーカ化する構造が効果的でした。
作品番号 : 6a 周波数スペクトル
1.5KHz辺りにピークのある高音中心の音になっています。
作品番号 : 6b 周波数スペクトル
2KHzにピークを持つ単峰特性ですが細かい櫛状の特性を示していま。SG出力を下げても櫛は同様に付いて来ますので寄生発振の類だと思われます。
作品番号 : 8a 周波数スペクトル
1KHz辺りにディップがあり少し残念な特性です。金属缶による音響ガイド部分が作用していると思われます。
作品番号 : 8b 周波数スペクトル
1500Hz辺りにディップがあり少し残念な特性です。8a同様に金属缶による音響ガイド部分が作用していると思われます。
作品番号 : 9 周波数スペクトル
200Hz辺りから1KHzまで伸びてはいますがそれより高い周波数が一様に落ち込んでいます。
作品番号 : 10 周波数スペクトル
残念な1KHz辺りの落ち込みは ボックス型音響ダクトに起因するものと思われます。
作品番号 : 11a 周波数スペクトル
300Hzから2KHz辺りまでほぼ平坦で良好な特性です。
作品番号 : 11b 周波数スペクトル
途中の若干の落ちはありますが300Hzから2KHz辺りまで良好です。
作品番号 : 14 周波数スペクトル
2.5KHz辺りまでほぼフラットな特性です。
作品番号 : 15 周波数スペクトル
1.2KHz辺りのへこみが残念ではありますが高域も良く伸び良い特性です。
作品番号 : 16 周波数スペクトル
音圧自身は低いですが800Hzから2.5KHz辺りまで伸びています。
作品番号 : 18a 周波数スペクトル
250Hzから2.5KHz辺りまでほぼフラットな特性であり良好です。
作品番号 : 18b 周波数スペクトル
400Hzから3KHz辺りまでフラットな特性であり良好です。
改定来歴:
2018.May.02 作成開始、体裁を決める