LC減衰振動 | 負性抵抗による減衰の補償 | LC回路+負性抵抗による振幅増大 |
正の抵抗器(ごく普通の抵抗)は回路からのエネルギをジュール熱として消費しますが、負性抵抗器は回路にそれと同じエネルギー量を逆に供給をします。 同じ電流 I が正の抵抗と同じように負の抵抗を流れる場合、正の抵抗では 電圧降下V = RI が回路から差し引かれるのに対し、負の抵抗では 電圧V = RI を回路に向かって追加的に供給します。 正の抵抗が2端子の電流/電圧降下変換するのに対し 負の抵抗では電流/電圧上昇変換をします。 が 負性抵抗器は一般の定電流源などと違い、電圧がそれらを流れる電流に線形的に依存するか、あるいは電流がそれらの両端の電圧に線形的に依存するエネルギ源であり 自身単独では何の動作もできない性質のものです。 |
左図はR1=R2=R=10Kオームに採った10Kオームの負性抵抗器の特性です。 VI特性は原点を通り 第2象限および4象限にあります。 例えば入力電流 i として2mAが外部から流れ込んでいる状態では 入力端電圧V は−20Vに、電流方向が逆の2mAが外部に流れ出ている場合は+20Vになります。 |
付加する負性抵抗 8Kオーム | 付加する負性抵抗 10Kオーム | 付加する負性抵抗 15Kオーム | |||
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Cの充電初期値 0.1μV | Cの充電初期値 1μV | Cの充電初期値 10μV | |||
元共振回路と負性抵抗付加共振回路 | |
周波数・振幅特性 | |