車ボディーを活かした7MHzバーチカルアンテナのシミュレーション 最新改定 2017.Mar.10 JH3FJA
JH6LAV局が実験計画中の軽自動車ボディーを地線風に活用した7MHzバーチカルアンテナを検討したものです。
地線を車ボディー屋根上に沿わせボディーと容量結合させた形態(左図)、および 車ボディーを地線にしてしまう形態(右図) の2つのシミュレーションを行っています。 両者ともにラジエータ線側の構成は同じで、ローディングコイル(青印)は固定のインダクタと小インダクタンス値のバリLの直列からなります。 なお、ローディングコイルはFRP伸縮ロッドの長さの都合上(7MHzでは)波長でみて20%分ほどを短縮負担させるものです。
主要な諸元は、給電点(赤印)高さ:地上高2m / ラジエータ線天端高さ:地上高10.25m / 車ボディー下端面:地上高0.25m / 車ボディー屋根面高さ:地上高1.9m / 想定大地導電率:0.003MHOS/m、同比誘電率:4.0
シミュレーション結果
構成は2種類、 以下が結果です。
|
1. | 車ボディー容量結合、平均的大地設置 | 結果 |
|
2. | 車ボディー接続、平均的大地設置 | 結果 |
車ボディー容量結合、平均的大地設置
車ボディー接続、平均的大地設置
垂直面指向性(左) と 水平面指向性(右) グラフにおいて青線が 車ボディー接続 のもの、赤線は(上述の)容量結合の場合のものです。
END