最新改定 2003-Oct-4
PRC-10A オーディオ増幅回路
<ロケーション>   オーディオ増幅回路ロケーション
  赤楕円で示した位置にあります。
■クリックで大判が登場■
<回路説明>
 まず右上の回路図をクリックしてください。大判回路図が別ウインドウに表示されますので、本説明と一緒に眺められるよう2つのウインドウを適当に変形させ配置してください。

 V7、5672のグリッドバイアスはC電源−6Vを音量ボリウムR20を経由し印加されます。C53はこのバイアスDC電圧のカット用です。 ディスクリミネータで振幅信号として復調された低周波交流分は、C39、R39からなるデエンファシス(de-emphasis)特性を経てボリウムの時計方向端に導かれV7のグリッドに入力されます。
C53の上流点は、スケルチリレーK1のメイク接点に繋がり低周波信号の振幅が小さい時にはグランドに落とされ受話器から聞こえる雑音が消されます。(このスケルチ機能についてはスケルチ回路の説明を参照してください)
T3出力トランスはV7のプレート負荷値である20Kオーム程度のインピーダンスを600オーム(3−4端子)に変換し、受話器とのインピーダンス整合を図ります。 C40、6800PFは低周波信号の中の高い周波数成分を減衰させ聞き良い音にします。送信時においてもサイドトーン(側音)を発するためフィラメント電圧および+B電源67.5Vは、受信・送信中に常時印加されます。

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