最新改定 2003-Sept-29
PRC-10A ディスクリミネータ回路図
<ロケーション>   局部発振回路ロケーション
  赤楕円で示した位置にあります。
■クリックで大判が登場■

CANの中
CANの中

<回路説明>

 まず右上の回路図をクリックしてください。大判回路図が別ウインドウに表示されますので、本説明と一緒に眺められるよう2つのウインドウを適当に変形させ配置してください。

 共振回路のインダクタンスの途中からタップを出し、カソードに接続した典型的なハートレー発振回路です。ハートレー発振回路は比較的容易に発振し、かつ可変容量の片端が接地できるため、可変周波数発振器として広く使われてました。
 入力のグリッドバイアス回路が少し複雑になっているのは、振幅リミッタの機能を持たすためからです。IF増幅の振幅リミッタについてはここを参照ください。

 回路図にある破線で囲まれた部分がユニット化され左の写真にあるように「CAN」としてユニット化されています。( 記号「U」は Unit を意味しているようです) 端子のアサインを以下に一覧します。
 
 T201要 旨備考
端 子1IF入力(ハイエンド) 
2IF入力(ローエンド) 
5ディスクリ出力 
7出力コモン 
 
また、ボックス内にユニットとしてマウントされた部品は以下通りです。
 T201要 旨備考
抵 抗R201グリッドバイアス 
R202+B電源デカップリング 
キャパシタC202入力共振回路容量 
C203タンク回路温度補償 
C204発振周波数微調整 
C205フィラメントRFバイパス 
C206出力共振回路容量 
C207出力共振回路容量 
インダクタL202入力共振 
T202A電源 RF阻止 
ダイオードCR201検波 
CR202検波 


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