最新改定 2003-Sept-25
PRC-10A 局部発振回路
<ロケーション>   局部発振回路ロケーション
  赤楕円で示した位置にあります。
■クリックで大判が登場■
局発ボックス <回路説明>

 まず右上の回路図をクリックしてください。大判回路図が別ウインドウに表示されますので、本説明と一緒に眺められるよう2つのウインドウを適当に変形させ配置してください。

 共振回路のインダクタンスの途中からタップを出し、カソードに接続した典型的なハートレー発振回路です。ハートレー発振回路は比較的容易に発振し、かつ可変容量の片端が接地できるため、可変周波数発振器として広く使われてました。
 真空管6286のフィラメント回路は、フィラメントを点灯するための直流分と発振出力の高周波分を重畳して扱うため、直流的には発振コイルで片端が接地されミキサ側からフィラメント電圧をもらい、高周波的にはミキサであるV6、5678のフィラメントに向かい発振電圧を出力する形になります。

 回路図にある破線で囲まれた部分がユニット化され左の写真にあるように「ボックス」としてユニット化されています。( 記号「U」は Unit を意味しているようです) 使用真空管および端子のアサインを以下に一覧します。
 U6要 旨備考
使用球 6286 3極管V8
端 子E7A発振周波数可変容量 
E7D+B電源 
E7Eテストポイントアイソレーション 
E7H発振出力+フィラメント電源 

 また、ボックス内にユニットとしてマウントされた部品は以下通りです。
 U6要 旨備考
抵 抗R26グリッドバイアス 
R27テストポイント絶縁 
R28+B電源デカップリング 
キャパシタC41タンク回路可変容量補償 
C42タンク回路温度補償 
C43発振周波数微調整 
C44広域発振補償 
C45テストポイントRF阻止 
C46RFグランド 
インダクタL21タンク回路 


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