AirRecorder

音声入力を独自の信号検出方式で自動検知してファイルに録音します。交信記録にどうぞ。

 ■概要
	音声入力を独自の信号検出方式で自動検知してファイルに録音します。
	航空無線のような不定期な交信を自動記録することができます。
	録音開始トリガには、信号成分を自動判断し録音を開始する信号検出方式と
	入力レベルが設定値を超えたときから録音を開始するピーク検出方式を選択できます。
	録音開始時の音切れを防止するために録音トリガ検出前の任意の時間の音声を記録することができます。
	録音する際に音声を明瞭にするノイズフィルタをかけることができます。

 ■動作環境 
	・Microsoft Windows 95/98/Me/XP Home/XP Professionalが安定して動作すること。
	・CPU Celeron/Pentium III 以上  (1.0GHz程度推奨) 。
	・44.1KHz16Bit録音対応のオーディオデバイスが正常に動作していること。
	・ハードディスク容量はインストールに1MB程度必要。
	・録音するためのハードディスクに十分な容量を確保できること。

 ■ソフトウェアのインストール/アンインストール
	・インストール
	ファイルは自己解凍形式です。
	ダブルクリックで実行して適当なディレクトリに解凍してください。
	”AirRecorder”ディレクトリが解凍されます。

	・アンインストール
	解凍先ディレクトリの”AirRecorder”ディレクトリを削除して下さい。
	レジストリは使用していません。

 ■使用方法
	・接続
	録音する無線機の出力をPCのLineINに接続します。
	無線機のスケルチはOFFにします。
	信号のない周波数でザーというノイズを出力します。(入力レベル調節のため)

 	・起動
	”AirRecorder.exe”を実行します。
	タスクトレイにAirRecorderのアイコンが表示されます。
	タスクトレイアイコンを右クリックするとメニューが表示されます。
	Setupを選択すると録音設定を行うダイアログが表示されます。
	
 	・入力調節
	ModeをPeakにします。
	無線機を接続したデバイスをOPENします。
	入力レベルが中央付近になるようにPCのミキサーや無線機の出力を調節します。
	うまくトリガが働くとアイコンが赤になり録音を開始します。
	入力レベルが表示されない場合はPCの録音ボリュームの設定を確認してください。

	・終了
	SetupダイアログとAboutダイアログを閉じます。
	タスクトレイアイコンを右クリックするとメニューが表示されます。
	Exitを選択します。

 ■Setupダイアログ
 	○録音トリガモードの選択
 	・Mode	S/N		信号検出方式
		Peak		ピーク検出方式

	○録音開始レベルの設定
	・Gate
		Input		入力信号
				内部で監視している信号処理後のレベルです。
				同じ信号を入力してもModeによって表示されるレベルは異なります。
		Limit		トリガレベル
				Inputレベル表示を参考にスライダーの位置を調節してください。
				ModeがS/Nの場合Inputレベルがスライダーの位置より小さい場合に録音開始します。
				ModeがPeakの場合Inputレベルがスライダーの位置より大きい場合に録音開始します。
	○動作状態の表示
		Status		色で状態を表しています。
	○録音ファイルの設定
	・File
		Pre Rec		トリガを検出してから何秒前までさかのぼってファイルに記録するかを選択します。
		Post Rec	トリガを検出してから何秒後までファイルに記録するかを選択します。
				ここで設定した時間以内に再びトリガがかかれば録音を続けます。
		Path		録音ファイルを保存するディレクトリを指定します。
				存在しないディレクトリは指定できません。
		Filter		チェックすると録音時のノイズフィルタが有効になります。
		High Quality	チェックすると高音質でファイルに記録されます。
	○録音デバイスの操作
	・Device
		open		録音デバイスを開きます。
				High Qualityの設定にかかわらず44.1KHz16Bitで開きます。
		close		録音デバイスを閉じます。

 ■Statusアイコン
	・色で状態を表しています。

	色|状態|デバイス|ファイル
	−−−−−−−−−−−−−−
	赤|録音|オープン|オープン
	緑|待機|オープン|クローズ
	青|停止|クローズ|クローズ

 ■録音ファイル
 	
	・ファイル名
		SetupダイアログのPathで選択されたディレクトリ内に
		トリガがかかった日付ディレクトリを作成し
		時間と秒でファイルを作成します
		例:2004年1月4日の13時58分26秒場合
		Path / 20040104 / 135826.wav

	・フォーマット
		High Qualityのチェックによってサンプリングレートを設定できます。
		on	44.1kHz 16bit
		off	22.05kHz 16bit

	・フィルタ
		Filterのチェックがされている場合に録音時にフィルタの処理をします。
		低音、高音部分をカットし音声域を抽出します。
		また、フィルタ処理された音声が録音トリガ判別に送られるため、
		DCのような不要な信号でトリガが働くことを防ぐことができます。

 ■録音モード
 
	・Peak		ピーク検出方式
			入力された音声信号のレベルを監視します
			Limitスライダーで指定した値を入力レベルが超えるとトリガがかかります。
			入力する無線機のスケルチモードを利用する場合に有効です。

 	・S/N		信号検出方式
			ザーという無線ノイズと人の会話などの信号成分を自動で判別します
			Limitスライダーで指定した値より入力レベル(この場合はノイズレベル)が下がるとトリガがかかります。
			電波状態の不安定で受信機のスケルチモードではブツブツ切れてしまう場合にこのモードが有効です

 ■重要なお願い
        ・バグ報告、仕様追加希望も受け付けています。
        ・皆さんがどのような機材や環境でこのプログラムをどのようなシチュエーションで使ってみた、
        ここがよい、ここが悪いなどお聞かせください。
        ・メールひとつでバグが治ったり仕様追加されたりするかもしれません。ぜひともよろしくお願いいたします。
        ・使用にあたってはプライバシーや法律を十分に尊重してください。

 ■注意事項
        ・本ソフトウェアはフリーソフトです。
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 ■連絡先

	メールのあて先は
	ksiyshd@infoseek.jp

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